2015/12/24

未知との遭遇 (クメユウスケ)

12/16リリースの
7インチ発売から1週間が経ちました。
vo.gtのクメユウスケです。


なんじゃこりゃ?て言うもよし、うんうんって言うもよしで、その人にとっての"未知"になれれば、それが1番うれしいこと。
(だからfutureの歌詞が意味不明だよ!と言われたときも、嬉しかった。俺に質問するくらいの大きな疑問を持ってくれたことに対して。)

知ってたはずなのに知らないことってとても多いです。子供の頃は単純だったのに、たくさんのけどに埋もれて、手が届かなくなってしまった数々のこと。

それにもう一度気づく、舞い戻らせる、取り戻させる、coming backさせる、大げさでも何でもなくすべてのその時代に創られる音楽の役目はそれに尽きると思ってます。

凍ってしまった血液を溶かすような、止まってしまった時間をつき動かすような、心臓の音が前よりももっと大きく聞こえるような。
人にとどまらず、ライブハウスや、クラブや、街や、日々の血液や心臓。

ライブっていう言葉も、きっと昔の人がそういう気持ちでひらめいたんだと思います。生きることや自由がもう一度舞い戻る瞬間、誰もが持ってる大きななにかの心臓がもう一度動き出し、血液がまた流れ出す瞬間だからLIVEなんだろうと。
俺が、そしてSFMが作ろうと目指す音楽もそれです。

ぜひレコード手に取ってください。

TwitterではB面のfutureについて、音楽が連れて行ってくれる先にこそ未来があることについての曲だって一度書いたけど、今バンドの未来である、初めてのフルアルバムに向けて身を削って曲を書いてます。凄くヒリヒリした、でもあったかい、俺とこのバンドのメンバー以上に音楽に向き合っていない人以外は誰も聞いたこともないような、目に入れた瞬間に遠い宇宙が目の前に現れて、あなた自身が生まれ変わってしまうような、そんなアルバムになれと毎日身を削っています。
言葉にするだけじゃあかっこいいことじゃないし、ちゃんと音として、それ以上に現在形の熱として届かせるのが俺とバンドの使命だけど、それまでの間は、この7インチを愛聴してくれたら嬉しいと思っています。

宣伝しておくと、レコード屋さん各店舗の他、iTunesやアップルミュージックでも聞くことができます。
この2曲はレコードの溝に落とし込むからこそ意味のある2曲だと思ってる。でも音楽の聞き方も人それぞれ。最終的にはいつでもどこでも聞くことができる。それが今の音楽芸術のあるべき姿だと考えています。

あと、年明け1/17のライブは絶対に来て欲しい。絶対!これはまた書く。

でわでわ、またねー
メリークリスマス。


12/22@FLAKE_RECORDS